計装って何?
計装ってなんだろう?
「計装」…聞き慣れない言葉ですよね?
電気屋さんや水道屋さんはと聞くとなんとなく、仕事のイメージはできますが、
「計装」と聞いてもわからない方が多数かと思います。
辞書で引いてみても
「制御の目的で、計測装置または計測制御装置を装備すること。また、その技術。」
とあるだけで、わかりませんよね。
そんな方へ、このページでは、「計装」について少しご紹介します。
計装とは建物の「過ごしやすい」や「使いやすい」に必要なモノを上手に動かす…
人間に例えるなら知覚したものを伝達する「神経」の部分を作るお仕事です!
ショッピングができる大型ビルや、オフィスビルなどは、私たちが日常的に仕事やプライベートでよく訪れる場所です。
そういった建物は、私たちが年間を通して過ごしやすいように「環境」が整えられています。
さらには私たちが普段、よく使っているものを製造している工場も、安全で安定した品質を保つための「環境」が必要なのです。
空気、水、電気など直接気にとめることは少ないかもしれませんが、これらをコントロールすることで、建物内の環境を過ごしやすく、使いやすいものにする。
それが「計装」という仕事です。
計測
制御
監視
私たちが対象とする「環境」には、商品を生産するための場所や装置、人が集まるための空間と設備といったものを含みます。
それぞれに必要な「環境」には、それが最適に保たれていることを知るための、計器(=計測するもの)が必要です。
そして、計器によって「計測」されたデータを「監視」し、適切な数値から逸脱しないよう、装置や設備に指令を伝達(「制御」)します。
この一連のサイクルを総じて、「自動制御」設備と呼ばれています。
こんな現場でも活躍しています
生産ライン
生産ラインでは、素材や材料の性質上、常に温度と湿度を一定に保つ必要があることが少なくありません。また生産装置を冷却するための水温や水質といったものにまで、高精度の環境が求められます。
私たちは常に、精度の高い温湿度制御を実現するための、計器の選定と配置、そしてシビアなチューニングを行い、さまざまな設備を連携させる「要」の役割を果たしています。
化学、薬品工場
薬品工場では、製造所の構造管理、製造管理、品質管理の方法に厳しい基準が設けられています。
私たちは計器の精度誤差がこの基準内に収まっているかどうかを定期的に点検し、メンテナンスを行います。
商用施設(商業ビル)
寒い冬も暑い夏も、利用者様が快適に施設内で過ごせるよう、温度、湿度、CO2濃度などを計測し、適切な熱源の調節や外気の取入れ量をコントロールします。